急性緑内障発作

急性緑内障発作とは

急性緑内障発作は、緑内障の一種であり、突然視力の劇的な喪失、眼の痛み、吐き気や嘔吐などの症状を引き起こす緊急性の高い状態です。この病気は、眼圧の急激な上昇が原因で起こります。

緑内障は、眼圧が上昇し、視神経が損傷を受けることで起こる眼疾患です。緑内障は、発症初期の段階ではほとんど症状が現れないため、患者はしばしば病気に気づかないことがあります。しかし、急性緑内障発作の場合、症状が急速に現れるため、患者はすぐに医療機関を受診する必要があります。

急性緑内障発作の原因

急性緑内障発作の原因は、眼内の房水と呼ばれる液体が、通常よりも速く生成されたり排出されなかったりすることにより、眼圧が上昇することです。眼圧が急激に上昇すると、視神経が圧迫されて損傷を受け、視力障害や視野の欠損を引き起こします。

急性緑内障発作の治療

急性緑内障発作の治療は、まず眼圧を下げることが重要です。医師は、眼圧を下げる薬を処方するか、緊急手術を行う場合があります。手術は、通常、房水を排出するための手術であり、眼圧を急激に下げることができます。

急性緑内障発作は、治療が適切に行われれば、一般的には完全に回復することができます。しかし、治療を受けない場合、視力障害や視野の欠損が残り、失明につながる可能性があります。

緑内障は、治療が早期に行われた場合でも失明につながる可能性があるため、定期的な眼科検診が重要です。緑内障は初期段階では症状がないため、年齢や家族歴などのリスクファクターがある場合には、特に注意が必要です。また、高齢者や糖尿病患者など、緑内障のリスクが高い人は、定期的な眼科検診を受けることをお勧めします。

緑内障の予防

緑内障の予防には、適切な生活習慣の維持が重要です。適度な運動やバランスの良い食事、適切な睡眠など、健康的な生活習慣を維持することで、緑内障の発症リスクを低減することができます。また、喫煙や過度の飲酒など、緑内障のリスクを高める要因を避けることも重要です。

最後に

急性緑内障発作が起こった場合には、すぐに医療機関を受診することが重要です。適切な治療を受けることで、視力の喪失や失明を回避することができます。緑内障は、早期に発見し、治療を受けることが大切な病気です。定期的な眼科検診を受け、健康的な生活習慣を維持することで、緑内障の発症リスクを低減し、健康な目を維持することができます。


北海道旭川市のいずみ眼科では、3人の眼科専門医が在籍しており、高眼圧症や緑内障の診断・治療の経験が豊富です。わからないことがございましたら、何でも遠慮せずにご相談することをお勧めいたします。

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